Deal!「処理しろ!」?

これもよく聞く表現ですね。deal というと、学生のみなさんは deal with で「〜を扱う」とか「〜を処理する」という連語の意味を思い浮かべるでしょう。また、「~を配る」という動詞の意味から dealer という人を表す名詞にすれば、ゲームでカードを配る役や株の売買をしている人を思い浮かべるかもしれません。

 

今回は、この単語を単品で使う使い方です。しかも大抵は「!」付きです。知らない人のために、意味を想像してもらうための典型的な会話例を示しましょう。

 

A: How much is this?

B: It's one hundred bucks.

A: It's too expensive.  How about eighty?

B: Deal!

 

なんだか値段交渉をしているようですね。B が「高すぎる」と言って値切っています。すると、B も承知したようです。

 

そうです。このような場面で Deal. と言えば、それは「取引成立」という意味になります。It's a deal! とフルセンテンスでいうこともありますが、映画やドラマの中で即答するような場合の台詞はタイトルのような1語で言う方が圧倒的に多いように思います。

 

なお、この表現は買い物に限らず、相手との約束事を決めるような場面でも使えるので、相手との交渉に納得ができてそれで決めたいときは、この台詞を言ってみましょう。

 

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