迷走

筆者は公立学校の教員ということもあり、授業では政治的な発言は一切しません。不特定多数の人が読むことが前提の本ホームページでもそうです。しかし、だからと言って政治にまったく興味がないかというとまったくそんなことはなく、むしろ逆です。毎日、新聞はほぼ全ての記事に目を通しますし、日々の出来事について妻や同僚と議論をしています。特に、新型コロナウイルス感染症に関することは毎日どこかで話題に上ります。そこで、今回はそのことに関するエピソードをお話ししましょう。

 

筆者にとって目下のところ最も関心があるのは、自分がいつワクチンの注射ができるかということです。テレビでも宣伝している、とあるアプリによると、筆者は60歳以上(かつ基礎疾患あり)の枠に入るので、6月から接種券がもらえるそうなのですが、いつになっても届きません。自治体によっては若い人まで枠が広がっているようですが、筆者の地元はそうではないようです。

 

そうこうしているうちに、職場接種ができることになった筆者の学校でも先日希望調査がありましたが、近いうちに地元の自治体から接種券が届くからいいかともたもたしていたら、いつの間にかそちらも締め切りが過ぎてしまいました(汗)。

 

そんな父親の姿を見かねてか、すでに医療関係者枠で接種済みの娘が先日、「お父さんとお母さんの分も申し込んでおいたよ」と言いました。どうやら、筆者の地元では自分からアクションを起こさないと接種券がなかなか届かないようなのです。娘はそれを中学時代の友人から聞いて、ネットで申し込んでくれたのです。そして、その3日後に接種券が届きました。驚いたことに、大学生の息子の分まで同時に届きました。

娘が弟の分も申し込んでいたのです。

 

う~ん。この事実をどう考えたらいいのでしょう。政府の方針も事務作業も二転三転し、それに振り回されている自治体は大混乱していると聞きますが、すでに「お年寄り優先」、「65歳以上優先」、「基礎疾患保有者優先」などという当初のお題目は無意味になっているようです。しかも、申し込んだり問い合わせたりした方が早く接種券が届くとは…。前代未聞の一大事であることを考えると、そうした迷走も仕方のないことなのでしょうね。

 

あとはいつ接種するかです。毎日満員電車で都内に通っている者としてはできるだけ早く打ちたいのですが、副反応のことを考えると夏休みまで待った方がいいのかな…などと、筆者自身も迷走しています。(7/3/2021)

 

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