(6) 留学の勧め

これまで5回にわたって私の留学生活について話をしてきました。それらを読んで、「よし、私も・・・。」と思った人もいるかもしれません。そこで、今回は留学を考えている人へアドバイスをしましょう。

◇目的をはっきりさせよう!
 海外旅行気分でただ何となく留学するのではお金と時間の無駄です。日本でも十分勉強できます。外国でなければつかめないものがはっきりしたら留学を目指しましょう。

◇自分の力で勝ち取ろう!
 一番ダメなのは、人任せで全てがいつのまにか決まってしまうことです。これでは留学先でのプレッシャーに勝てずに挫折してしまいます。準備段階での苦労が大きければ大きいほど、それを成し遂げたときの喜びは大きく、また納得のいく成果が得られます。

◇親のスネはかじるな!

 「学費は自分で稼ぐ」が常識の外国。その人たちと精神的にも対等に渡り合うためには、せめて奨学金を取るくらいの根性はほしい。親のスネを丸々かじっているようでは甘ちゃんです。

◇粘り強く挑戦しよう!

 留学を思い立って手続きを始めると数々の困難に遭遇します。でも、そこであきらめたりせず、粘り強く取り組んでください。道は必ず開けます。

◇自分に合った形を探そう!
 留学の形態には、高校からいきなり入ってしまうものから交換留学生(高校、大学)や短期聴講生(高校、大学)まで色々な方法が考えられます。自分の希望と現実(実力、環境、経済など)がうまくマッチするものを考えるようにしましょう。ちなみに、海外の生活をごく自然に楽しみたいのであれば高校生までが良いでしょう。大学生は勉強が大変で、遊ぶ時間や生活を楽しむ余裕はあまりありません。

 

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