我が家の看護師

以前にどこかの記事で、筆者がもっとも尊敬するのは看護師さんであると述べた記憶があります。患者に対して献身的に尽くしてくれるその姿勢には感心せざるをえなかったからです。それを最初に意識したのは三十数年前に父が病院で亡くなったときですが、筆者自身がこれまでに3つの病院で計12回入院した経験から、その思いは確信となっています。

 

その看護師が、ひょんなことから我が家にも誕生しました。と言っても誰かが看護師になったわけではなく、一時的に看護師の役目を務めてもらうことになったということです。

 

実は、先日ついに筆者自身が新型コロナウイルス感染症にかかってしまいました。5類移行後も注意深く感染症対策(外出時は常にマスク着用、手洗い・手指消毒)をしてきましたが、休日に都内で家族で外食をしてメガネ屋に行ったときに感染してしまったようです。最初は筆者だけに症状が出たのですが、翌日には妻に、その翌日には息子にもそれが広がってしまいました。

 

そのときに唯一大丈夫だったのが、医療関係の仕事をしている娘でした。すでに約半年前に彼女だけが感染していて免疫があったからでしょう。彼女以外の家族がみなそれぞれの部屋で隔離状態になってしまったので、彼女一人が3人の世話役になってくれたのです。

 

週末を挟んで4日間、仕事を休み、楽しみにしていたライブもキャンセルし、家族のために献身的に尽くしてくれました。いつもにも増して頼もしい、我が家の看護師の誕生でした。(3/9/2024)

 

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