A dream came true.
筆者には「いつか見に行ってみたい場所」というのがいつくかあります。その１つが国営ひたち海浜公園（茨城県ひたちなか市）のコキアで、これは2020年10月に見に行くことができました。当日はあいにく雨模様で、雨がやんでも空は灰色にどんより曇っていてきれいな花は期待できませんでしたが、その分来場者も少なく、通常であれば人であふれているコキアの丘を好きなように見て回ることができました。
また、同じひたち海浜公園のネモフィラも以前から見に行きたいと思って、毎年のように機会をうかがっていますが、開花時期がゴールデン・ウィークに重なることもあって、満開の時期は平日でも人でごったがえしているのがわかっていたので、渋滞や人混みが何より嫌いな私は最後の一歩を踏み出せていません。
しかし、単にネモフィラを見るだけなら他にもいくつか知られているところがあり、筆者の地元埼玉県でも２～３カ所がテレビなどで紹介されています。そこで、今週木曜日に自宅から車で１時間強で行ける国営武蔵丘陵森林公園（滑川町・熊谷市）に行ってみることにしました。すでに４月上旬には見頃を迎えていたとのことでしたので、連休前に行くのが最後だと思ったからでした。
森林公園は埼玉県中西部に位置する広大な公園で、多くの人が公園内は貸し自転車で移動します。とてもではありませんが、徒歩では公園内すべてを回ることはできません。筆者も高校生のときに仲間と行ったことがありますが、自転車で回っても一日がかりでした。今回目指した場所は公園の西側を走る道路沿いにある西口でしたが、手前にある南口からさらに３キロ以上も北上した場所にあると行ったらその広さがわかるでしょうか。
ネモフィラはその西口から徒歩５分くらいにあるなだらかは丘に広がっています。ひたち海浜公園に比べるとあるかにスケールは小さいですが、むしろゆっくり歩いて見る分にはちょうどいい広さとも言えます。また、多くの人が利用する中央口や南口からかなり離れているので、午前10時半過ぎの到着でもそれほど多くの人はいませんでした。
やはり盛りの時期は少し過ぎてしまっていたのか、丘全体の色はやや薄青くて葉の緑が目立っていたように思います。それでも近くによって咲いている１つ１つの花を見ればとてもきれいで、それらを妻と一緒にゆっくりと楽しむことができました。
筆者にとっては初めてのネモフィラ。また１つ夢がかない、とてもよい思い出になりました。（4/27/2024）
