ストレッチ

以前にどこかで書いたと思うのですが、自分の健康を維持する上で困っているのが身体が硬くなってしまったということです。どのくらい硬いかと言うと、直立した姿勢からの前屈で両手が届くのは膝の頭までというレベルなのです。筆者は元々男性ではけっこう身体が柔らかい方で、高校生の頃は同様の行為で届く範囲は地面に手が届くどころか、地面下約20㎝まで行き、顔を膝に付けることもできました。その自分が上記のような状態なのですから、大変困ったものです。

 

このような状態になってしまったのは、高齢になったことに加えて運動不足であったことが第一の原因ですが、決定的なことは4年半前に大きな手術をして1ヶ月入院し、その後も2ヶ月自宅で療養するという生活をしたことでしょう。開腹手術をしたこともあって、身体を動かすのが怖くておっくうになり、なんとか歩くことだけはやってきたものの、身体を折り曲げる行動は避けるようになりました。それで身体がコチコチになってしまったようです。さらに、昨年の今頃に両脚の血管の手術をしたことがそれに追い打ちをかけました。退院してわかったことですが、正座がまったくできなくなってしまいました。

 

しかし、それをこのまま放っておいたら大変なことになるのは健康番組でもよく言われていることです。以前からストレッチが有効であることは見聞きしていましたが、手術の後はやるのが怖いのとおっくうであるのとで実現できませんでした。ここにきてようやく傷も癒え、時間的にも気持ち的にも余裕が出てきたので、本当に少しずつではありますが、散歩の前後にストレッチをするようにしています。

 

そうすると、数日で効果が出ました。最初は前屈で膝下までやろうとして腰を痛くするという目にあってしまってあきらめかけたのですが、その動きはしないで別の部分、つまり脚の裏側をまんべんなくのばす運動を少しずつやってみたのです。すると、数日後に前屈をしてみたら、膝下20㎝くらいまで手が届くようになりました。また、以前は散歩中の大股歩きがつらかったのですが、今は大股歩きが楽にできるようになり、同じ距離を歩いても3~5%歩数を減らすことができるようになりました。その気になってやったときは、約10%減らすことができました(11,000歩→10,000歩)。

 

聞いてはいましたが、ストレッチの効果って本当にすごいんですね。これからも無理のない範囲でやっていきたいと思います。現在の目標は、両脚を広げ、片足を横に伸ばして腰を降ろす運動ができるようになることです。体育の準備運動ではおなじみのあの運動ですね。以前は簡単にできたこの動きが今は全然できないのが情けなく、それ以前にできないことを知ったときの驚きをよく覚えています。まずはこれができるようになるまで頑張ろうと思います。(3/18/2023)

 

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