手入れの効果

本コーナーでは過去に何度か筆者の家の庭の花を紹介してきています。とは言え、元々それほど花を育てることに関心があったわけではないので、作って”しまった”花壇と買ってきて”しまった”プランターを埋めるために植え替えていたというのが本当のところです。もちろん、やってみるとなかなか面白いので、最近は水やりや追肥もまめにやるようになりました。

 

もっとも、相変わらず専門書などを読まずに自己流でやっているので、専門家や花を育てることが好きな人からすれば「何をやっているんだ!」とお𠮟りを受けそうな、突っ込みどころ満載の我が家の花たちです。そんな筆者が少し進歩しました。それは、咲き終わった花や増えすぎたつぼみを剪定するようになったことです。例えば、以前なら咲き終わった花も最後まで”天寿を全うさせよう”と枯れ落ちるまでそのままにしていたのですが、やはり見栄えが悪いので切り落とすようになりました。また、本来は大きな花をつけるはずの苗につぼみがたくさんできて個々の花が小さくなってしまったことがあったので、同じような花を買った場合にはつぼみの成長度合いを見て間引くようになりました。

 

ただ、それでも当初は剪定するのに勇気がいりました。本当にこんなにチョキチョキ落としちゃって大丈夫だろうかと思ったからです。それでも大丈夫なんだ、いや、そうした方が結果的にはさらにきれいな花が咲くんだということを知ったのは、今回背景に上げた花を選定した経験からでした。

 

下の左側の写真を見ていただければわかるとおり、買ってきたときはそれぞれそこそこの大きさの花がいくつか咲いていました。それから2週間くらい経った頃だったでしょうか。それらの花がすべて咲き終わって枯れてしまい、後に続く花がまったく咲きませんでした。「これはもしかして、思い切って古い花を切ってしまった方がいいのかな?」と思って、すべての花を根元から切ってしまいました。ところが、その後につぼみが出てきません。「これは失敗したかな…」と思ったまま待つこと1か月以上…。ようやく次のつぼみたちが下の方からいくつか出てきたのです。そして、古い花を切ってから2か月近く経って下の右側の写真のようになりました。 

 

買ってきて植えたばかりの頃のもの

剪定してから約2か月後のもの


 

新しく咲いた花の方が一輪が大きく、かつたくさん咲いています。根がしっかりはえたということもあるかもしれませんが、やはり手入れをした方がいい花が咲くのだなということを学びました。(12/4/2021)

 

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