ハリーがいっぱい

「ハリー」と聞くと、筆者は映画『ダーティハリー』シリーズのハリー・キャラハン刑事を思い浮かべます。しかし、多くのみなさんは『ハリー・ポッター』シリーズのハリーのことを思い浮かべるでしょうね。


同シリーズは、映画も原作も大ヒットしましたね。筆者の教え子にも熱心なファンがいっぱいいて、中には新作の日本語版の本が待ちきれなくて、いつも英語版を読んでいる生徒すらいました。知らない単語がいっぱいあっても、だいたいの話はわかるのだそうです。日本人英語学習者に欠けていると言われている読解力を、自分の興味を満たしたい一心で、理想的な形で身につけている生徒でした。

 

筆者自身は、映画版の第一作を見たところで早々に脱落してしまいました。ファンの方には叱られるかもしれませんが、次々と起こる出来事に不自然さがあって、着いて行けなかったのです。まあ、そもそも魔法の国の話ですから、何でもありだと思わなければだめなんでしょうね。とはいえ、いくつか印象的な台詞はありましたので、それらはいずれ「よく耳にする表現」のコーナーで紹介しましょう。

 

その「ハリー・ポッター」を、シリーズが終了した今も巷ではよく見かけます。特に、クリスマスのシーズンになると、伝統的なクリスマス・ソングや、ポップなクリスマス・ソングに混じって、同シリーズのテーマ曲が耳に入ってきます。そしてそれに合わせるように展示物や掲示物も目に付くようになります。

 

筆者の身近なところでは、西武池袋線の電車の一面に描かれた、同シリーズ専門のテーマパークとコラボした宣伝広告でしょうか(下の写真参照)。テーマパークは、同線沿い―正確には西武豊島園線「豊島園駅」前―にかつてあった遊園地「豊島園」が閉園された跡地に建てられたものです。同シリーズのセットのレプリカに囲まれて、映画の雰囲気を楽しめるとのことです。

 

また、週に1回通っている大学がある横浜のみなとみらい線「みなとみらい」駅の改札を出ると、ハリー、ハーマイオニー、ロンの実物大の人形が出迎えてくれます(下の写真参照)。これは常設展示ではなく、今年のクリスマス・シーズンになって置かれたものです。同駅ビル「MARK IS」がフェアをやっているようで、ビルのショッピング街はハリーのテーマ曲がずっと流れています。

 

同じく MARK IS の中央にある1~4階の吹抜けホールには、例年と同じく大きなクリスマス・ツリーがあるのですが、今年はそれがハリー・ポッターで飾られています(下の写真参照)。いったいなぜ同ビルがハリーとコラボしているのかは不明ですが(きっとどこかに書かれているのでしょう…)、ハリーの熱心なファンなら、ぜひ訪れたいと思うのではないでしょうか。

 

ちょうどそんなときです。いつも見ているネットテレビに、『ハリー・ポッター』シリーズ全7作品が自由に見られるようにアップされました。そこでもう一度チャレンジしてみました。そうすると、なかなか面白いではないですか。これは一気に見てしまおうと、2作目、3作目と進んでみました。しかし、今度も途中で見るのをやめてしましました。やはり、筆者にとってのハリーは『ダーティハリー』であって、『ハリー・ポッター』ではなかったようです。(12/23/2023)

 

「つぶやき」メニューに戻る 

「ホーム」に戻る

ハリー・ポッター電車

(西武池袋線「所沢」駅で)

ハリーたちの実物大の人形

(「みなとみらい」駅改札前)

ハリー・ポッターのツリー

(みなとみらい MARK IS 内)