疑問文にも some を使うのか?

【質問】

12月号 26ペーシの Check it! に Why, is someone coming over? という表現がありますが、疑問文の場合は anyone を使うのではないですか?

 

【回答】

中学校では、昔から「肯定文のときは some を使い、疑問文と否定文のときは any を使う」と教える先生が少なくありません。それは、先生方自身もそう習ってきたからです。この説明は、英語の初学者である中学生に無用な混乱を起こさせないために極力単純化された説明方法なのでよく使われているのですが、厳密に言えば「まちがった」説明です。

 

結論から言うと、some は疑問文にも用いられます。ただし、その場合は any を使った文とは伝えたいニュアンスが異なります。any は相手が yes と答えるか no と答えるかわからない場合に用いられますが、some は相手が yes と答えることを期待している場合に用いられるのです。それを次の2つの例文で見てみましょう。

 

① Do you have any money?

(お金をいくらかでも持っていますか?)

② Do you have some money? 

(お金をいくらか持っていますよね?)

 

では、それぞれがどのような場面で用いられるかというと、例えば①は急にお金を払うことになって相手がお金を持っているかどうか心配になったとき、②は相手がお金を持っていることを前提にしてお金を貸してもらいたいとき、などが考えられます。

 

さて、ご質問のあった someone も同様の理由で疑問文によく使われます。もちろん、日本語にすると同じ「だれか」を意味する anyone を使った場合とでは、文のニュアンスが異なることは言うまでもありません。someone を使えば、「まあ、一人か二人は来るのだろう」という肯定の答えを予想している気持ちが話し手にあることになり、anyone を使うと「どこかの誰かが来るの?」というどちらの答えもありうると考える気持ちが話し手にあることを伝えることになります。(6/30/2019)

 

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