Retired-tired

なんだか変なタイトルに戸惑った方もいらっしゃると思いますが、お伝えしたいことを韻を踏んでいる似たような2つの単語で表したらこうなったという程度のものだと思ってください。

 

タイトルに使われている2つの単語に共通する "tired" ですが、中1で「疲れて」という意味として習う形容詞ですね。原形の "tire" は「疲れさせる」という意味の動詞(他動詞)で、その過去分詞 "tired" を「疲れさせられる」という意味で使ったものを日本では「疲れて」と解釈しています。

 

一方の "retired" は、よく「リタイアする」、つまり「退職する」という意味で使う "retire" の過去形・過去分詞です。タイトルでは過去形として使っています。

 

この2つは "re" のあるなしの違いしかないので、何かつながりがあるような感じがしますが、実は両者はもともと別々の語源を持った単語です。

 

まず "tire" は、「失敗する」「終了する」という意味の古英語 "teorian" が語源とされています。一方の "retire" はフランス語の「戻る」を意味する "re-" という接頭辞に古フランス語の「引く」を意味する "tirer" が付いた「引っ込める」という意味の "retirer" というフランス語から派生したとされています。16世紀頃には「撤退する」という意味で使われていたそうです。

 

ただ、語源やその後の変化の過程は異なっていても、根幹の意味は似ている(同じ?)ように思いますので、さらに遡れば同じことばにたどり着くのかもしれません。これ以上のことは私のような専門外の人間ではわかりません。

 

さて、タイトルの意味を長々と書きましたが、実は当初のタイトルは「たいしよくーたいりよく」という日本語で韻を踏んだもので、かなり以前に設定したものでした。ところが、最近の数回はタイトルを英語にしていたので、急遽それにそろえるために今回のタイトルに変えたというわけです(汗)。

 

それでもともとは何が言いたかったのかというと、「退職後は運動量が減ったので、意識的に身体を動かさないと体力が落ちてしまう」ということです。その話をしようと思っていたのですが、タイトルを変えたことでまったく違った話になりました…。(9/30/2023)

 

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