持つべきは善意の友

「持つべきは友」と昔から言われますが、友と言ってもいろいろいます。自分を悪の道に連れ込む友は最悪ですが、自分と一緒に悪事を働く友もいただけません。同じ友を持つなら、ぜひとも善意の友を持ちたいものです。

 

ここで言う「善意の友」とは、上記のような悪友ではなく、相手がまちがっていれば遠慮無く「それはまちがっている」と指摘してくれる友のことです。相手のまちがいを指摘するというのは勇気がいることですが、そこで躊躇してしまうのではなく、きちんとそれを相手に伝えることができるような友がいると助かります。

 

幸いにも筆者にはそんな善意の友が何人かいます。その中の一人が前任校の同僚であったA先生です。A先生とは氏が就任してから17年間、家族以上に長い時間を同じ部屋で一緒に過ごしてきました。いわば“第二の家族”のような人です。そして、A先生は「私は〇〇(筆者の名前)先生のホームページのファンです」を公言してくれていて、新しく記事をアップするとよくそれを読んでくれます。しかも、隅々まで読んで、内容だけでなく誤字・脱字まで発見してくれるのです。

 

そのA先生とは筆者が退職後も交流が続いているのですが、つい先程A先生からメールが来ました。A先生によると、筆者がアップした直近の2つの「つぶやき」のページに問題点を発見したというのです。1つは以前に書いたことをまったく同じテーマで新たな記事としてアップしてあるということで、もう1つは本来公言してはいけない内容が書かれている記事があるということでした。前者は、指摘されてもそれを実際に確認するまではまったく気づいていませんでした。後者は、そもそも情報源を勘違いしていて、そういえば同じようなことを以前にもA先生に指摘されたのを忘れていたことを思い出しました。もちろん、いずれの記事もすぐに削除しました。

 

というわけで、代わりに本ページをアップしたのですが、A先生のおかげで自分の恥を長くさらさずに済みました。やはり、持つべきは善意の友です。(5/27/2023)

 

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