2週連続の“花見”

筆者が現在住んでいるA市で魅力的な場所を見つけたことは、「187. 27年目の発見」で述べました。そこは、季節ごとに咲く花々がとても美しい場所でした。直後にその時の記事を書いていたところ、同じ県内の比較的近い場所に「ラベンダー」で有名な場所があることをテレビの番組で知りました。妻とそれを見ていて、「来週行ってみる?」ということになり、前週と同じ曜日、つまり大学の授業がない日に出かけることにしました。

 

当日は梅雨の合間の晴れ間が覗く予定の日で、ただし午後は激しい雷雨が予想されるという予報もあったので、早朝から出かけることにしました。

 

ナビを設定すると一番シンプルで行きやすいルートが示されたのですが、それで行くと現地の駐車場に入れない方向から到着してしまうので、地図帳とナビの画面上の地図を見ながら自分で最適なルートを探しながら行くことにしました。結果的にはナビとはほぼ100%異なるルートになりました。

 

現地は前週の公園のように昔からある場所ではなく、地元が観光誘致のために畑を壊して作った花園のようでした。テレビでも紹介されていたくらいですから、平日の午前にもかかわらずすでにたくさんの人が来ていました。

 

いかにも観光用に作りましたよという有料駐車場(500円)に車を止め、これまた急ごしらえのプレハブ施設でチケット(一人500円)を購入して入園すると、目の前にはたくさんのラベンダー畑がありました。手前の方はすでに盛りが過ぎているようですが、奥の方のものはちょうど満開時期でした。

 

ラベンダーと言えば北海道の富良野近辺が有名ですが、あちらは7月中旬辺りが見頃なので、約1ヶ月早く楽しめるということになります。ホームページの説明によれば16種類のラベンダーが植えられているそうで、妻と「ラベンダーって1種類じゃないんだ!」と顔を見合わせて笑いました。

 

着いた時には薄曇りだった空は徐々に雲がまばらになるくらいの青空を見せるようになり、日差しを遮るものが何もない広いラベンダー畑を見るのは、段々つらくなってきました。ただ、そのまま帰ってしまってはもったいないので、ラベンダー摘みの体験をすることにしました。

 

小さな木製の輪の中に入れられるだけ(最高で60本くらい入るそうです)入れて1,000円ということで、多くの人が一所懸命に摘み取っています。花を切る場所は決められていて、一番上の花の下にある小さな花のさらに下にある枝の下で切るのだそうです。そうするとちょうど標準的な花束になるくらいの長さで切ることができ、花を枯らさずにもすむそうです。自分としては、そのように切ることで基本的にはすべてのラベンダーの花がほぼ同じ構造になっていることがわかり、良い勉強になりました。

 

現地にいる間は気づきませんでしたが、夜お風呂に入る時になって唯一日焼け止めを塗っていなかった両手の甲が真っ赤になっていました。それだけ日差しが強かったというここですね。なお、その日に摘んだラベンダーの花は、現在自宅玄関にドライフラワーとして吊されています。(6/24/2023)

 

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ラベンダー園(全景の一部)

※実際の広さはこの10倍くらい

ラベンダーのアップ

花摘みを楽しむ妻