キャラクターのパーティー

現実の世界ではない、仮想の世界の登場人物に対して現実の世界で行うのと同じ事をするというのは、いつの時代にもあるものです。古くは、1970年代に絶大な人気を誇ったマンガ『あしたのジョー』の人気キャラクターであった力石徹が主人公・矢吹丈との戦いで急死した回の直後に、出版社主催の葬儀が開かれて、数百人ものファンが葬儀に参加したことが話題になりました。もっとも、こんな話は今の若い人にとっては当たり前すぎて話題にすることでもないかもしれませんね。

 

さて、筆者の我が家ではネット上のあるキャラクターが人気があることは「66. オパン・コパンと可愛い」でふれました。具体的には、楽天のお買い物パンダこと「オパンちゃん」と「コパンちゃん」(同コーナーに登場する「むぎちゃん」と「ぷちょまる」も)、惜しくも今年作者が若くして亡くなった「アザラシさん」、女性に絶大な人気を誇るカワウソの「ぬんちゃん」の3つです。妻、娘、息子もこれらのキャラクターをラインで使うので、今では筆者もラインのスタンプでオパン・コパンを使っています。

 

まあ、ここまではいいのですが、妻がはまっているのが楽天パンダから送られてくる”イベント”に参加することです。イベントと言ってもどこかに出かけるわけではありません。「~パーティー」を他のファンと一緒にそれぞれの自宅で行うというものです。多くはキャラクターたちの誕生日パーティーです。

 

これまでも何回かあったのですが、昨日2月25日は「コパンちゃん」の誕生日だということで、早くから息子にコンビニでランチョン・シートを印刷させてきて準備し、その日の夕飯を少し豪華にしてコパンちゃんの誕生日を祝うというものでした。

 

妻が楽しそうにしているのを見るのはこちらとしても嬉しいので、別に何か文句を言うつもりでこれを書いているわけではないのですが、現実世界と仮想世界の境界線があいまいになっている実態が目の前にあるのは不思議な気分でもあります。(2/26/2022)

 

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