「これでつづりが読めるようになる!」シリーズ第6弾です。今回は、-r が付くと同じような音を出すようになるということから、上記のようなタイトルを付けました。では、さっそく見ていきましょう。
① ar
どのような音であるかは、次の単語を読んでいただければわかります。
arm, park, smart
a の部分は大きく口を開けて明るく「アー」と言い、次第に舌を後ろに引きながら上に巻くような位置に持って行きます。これで ar の音になります。「舌を巻く」としたのはこの後半の動作のことです。
他には次のような単語があります。
art, bark, cart, dark, farm, lark, market, yard
なお、w- の後ろに続く場合のみちがった発音になります。
war, ward, Warden, warm, warn, quarter
そうですね。この場合は「オー」となります。 うっかり「アー」と呼んでしまう人は、映画『スター・ウォーズ』(Star Wars)を思い浮かべてください。“ウァーズ”と読んだら変ですよね!
② or
こちらはどうでしょう?
corn, fork, north, port, sports, storm
いずれも「オー」と言った後に舌を巻き上げるようにするとこの音が出ます。
ただし、こちらも w- の後ろに続く場合のみちがった発音になります。
worm, worse, worst, worth
いずれもこの後に紹介する er, ir, ur と同じ「ア-」です。
③ er
どのような音であるかは、次の単語を見ていただければわかるでしょう。
term, germ, herb
これは、喉の奥を締めて、暗い「アー」という音を出すように発音します。大ヒットしたジブリ映画『千と千尋の神隠し』に登場した「カオナシ」というキャラクターを知っているでしょうか? そのカオナシが千に金を与えようとするときに発生する変な声がまさにこの「ア」の音です。その音を出してから舌を後ろに巻き上げます。なお、herb(アーブ、日本語で言う「ハーブ」)だけは h を発音しないので注意してください。
他には次のような単語がありますので、発音してみてください。
③'… Bert, certain, her, nerve, serve, person, version
なお、player, soccer, lawyer などの語尾に -er が付く単語も同じように発音しますが、いずれもアクセントが別のところにあるために、「ア」の部分はかなり弱い音になります。また、②で紹介した or が語尾に付くような場合(doctor, director, visitor など)も、-er と同じ音になります。「オー」ではないので注意してください。
④ ir
こちらはどうでしょうか? 次の単語を読んでみてください。
bird, shirt, third
そうですね。ir の部分は er と同じ音です。したがって、発音の仕方もまったく同じです。
他には次のような単語がありますので、発音してみてください。
④'… birthday, circle, dirty, first, girl, sir, skirt, thirsty, thirty
⑤ ur
最後に ur です。次の単語を読んでみてください。
curl, hurt, turn
そうですね。これも er, ir と同じ音です。したがって、発音の仕方もまったく同じです。
他には次のような単語がありますので、発音してみてください。
⑤'… burn, curtain, curve, fur, hurdle, murder, nurse, purple, surf, turtle, urban, church
これでまた読める語が増えました。アルファベット・チャンツ26語の中で新たに読めるようになった語は次のとおりです。
・girl, star
つまり、K1~K6で読めるようになった語は…
apple, bag, cup, desk, egg, fish, girl, hand, ink, jet, king, lion, moon, notebook, octopus, picture, queen, rabbit, star, telephone, umbrella, violin, window, box, yellow, zebra
では、次回もお楽しみに!