これまでご紹介してきた自宅庭の花は、主に4月~5月に植える「春夏の花」と11月~12月に植える「冬の花」でした。実際、15年ほど前から我が家の庭の花は年に2度しか植え替えられてきませんでした。そのような中で、春夏の花たちは毎年梅雨の長雨でダメージを受け、強い日差しの真夏の間に疲れ果てて、8月末にはほとんど枯れてしまいます。これまではそれらを9月に引き抜いた後は11月に冬の花を植えるまで花壇もプランターも放ったらかしというのが実態でした。しかし、今年は先日初めて「秋の花」を植えました。
ただ、お店で売っている「秋の花」のイメージがありませんでした。妻も、「菊くらいしか思いつかない」と言っていました。なので、何の計画も無く、「まあ、お店に行ってみれば何かあるだろう…」というくらいの気持ちで、散歩を兼ねて近くの(と言っても1.5㎞くらい離れている)ホームセンターに行ってみました。
ホームセンターに着くと、休日(祭日)の午前だというのに、花売り場にあまり人がいません。置いてある花も心なしか華やかさに欠けるものが多く、やはり秋の花はあまり人気がないのでしょうか。とりあえずかごを持って一回りしますが、春や冬の花のように「これがいいかな」とすぐに思うものがなかなか見つかりません。次の植え替え時期である11月~12月までもつ花が欲しかったのですが、開花時期が9~10月と少し短めのものが多いこともありました。中には春夏用の開花時期が5~9月が残っていたりします。
そんな中でなんとか選んだのが、手に取った順に、ジュニア・プロフュージョン(黄)、同(ピンク)、同(オレンジ)、マリーゴールド・ポンポンブーケ(×2)、クリスタル(イエロー)、同(パープル)、混色ケイトウ(×2)でした。ところが、数としてはこんなものかなと思ったところで、かごの中に白い花が1つもないということに気づきました。売り場を見回してみると、めぼしい花の中には白いものがほとんどありません。ようやくハマ菊という花を見つけてマリーゴールド1つと交換しました。あと、4つの花壇の1つが梅雨時期にネコに荒らされて(あとの3つは今でも元気に咲き誇っています)、本来ならまだ盛りのはずのベゴニアがだめになっていたので、そこに植える混色日々草(×2)も追加しました。
以上の花を2つのビニール袋に入れ、花を傷めないように気をつけて復路を歩き、帰宅したところですぐに植え替えを始めました。枯れた花を根ごと抜き(一部まだ咲いていたので「ありがとう」と声をかけました)、秋の長雨と日照不足で痛んだ土をプランターから一度出し、肥料を混ぜた上で他のプランターの土と混合させてからプランターに戻してそれぞれの花を植え、たっぷりと水をやりました。9月の強い日差しの下での作業は大変でしたが、花がほとんど枯れてずっと気になっていたプランターがまたきれいになり、心は秋晴れになりました。次の植え替えまでまたしっかり世話をしていきたいと思います。(9/25/2021)