中華四味の生活

「中華三昧」(ちゅうかざんまい)といえば、中華ばかりを食べていることを表しますが、明星食品が出しているインスタントラーメンの大ヒット作を思い浮かべる人も多いでしょう。今回はそれを上回る(?)「四味」(よんまい)です。これはいったいどういうことだと思いますか?

 

前回の「155. 2泊から1泊へ」で、横浜にある大学へ通う負担を減らすために毎週のように横浜のホテルに泊まっていることをお話ししました。そうすると考えなければならないのが食事のことです。特にホテルに泊まる日の夕食と翌日の朝食のことが重要になってきます。当初は夕食は外食、朝食はホテルの朝食か近所のレストランまたはコンビニのおにぎりというパターンだったのですが、最近はある別の一定のパターンになってきています。

 

横浜といえば、横浜中華街が有名ですが、筆者が泊まろうとするビジネスホテルを含めて、横浜のホテルの多くがその中華街の周辺にあります。そこは大学がある「みなとみらい地区」の一角でもあるので、近場で手頃な価格のホテルを探すのに大変便利です。そのようなわけで、6月に初めて泊まったときから、夕食は中華街でとることが定番でした。実は、最初の数回で飽きてしまったのですが、しばらくするとまた戻ってきてしまいました。やはり中華は美味しいですね。

 

ただ、後期になると、火曜日は5限の授業が終わってから2時間余りをかけて横浜から埼玉の帰宅しなければならないこと、水曜日はさいたま市の大学で5限を終えてから横浜に移動しなければならないことなどから、レストランでゆっくり夕食をとっている時間がありません。できればサッと済ませて帰路に着いたりホテルで過ごしたいわけです。そうすると、自然に「弁当」という選択が増えてきます。実は木曜日もできるだけ早く帰宅したいので、午前の授業が終わったらサッと昼食をとって電車に乗るためには、こちらも弁当だと大変便利です。

 

そこで重宝しているのが、横浜駅の駅ビルにある中華料理の老舗のテイクアウト店です。東急東横線兼横浜高速鉄道みなとみらい線の横浜駅の改札口を出るとすぐにあるのが便利で、よく利用させてもらっています。火曜日は往路で横浜駅で降り、夕飯のための弁当を1つ買ってから大学まで散歩します。水曜日も横浜駅で降りて、その日の夕食用の弁当と、翌日の朝食と昼食用の弁当を買い込みます。このときはお店に行くのが夜の8時を過ぎているので、たいていは2割引きで買えてお得です。幸い、大学の講師控室にもホテルの部屋にも冷蔵庫と電子レンジがあるので、買いだめしても安心なのです。

 

ということで、現在はほぼ毎週、火曜日夜から木曜日昼にかけての4食が中華弁当という「中華四味」の生活を送っています。(11/5/2022)

 

 


“中華四味”の中華弁当たち(一番左は900円、残り3つは各700円。重慶飯店横浜駅CIAL店で)